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タイトル 北朝鮮脱出者とのツアーに参加された方の感想文のご紹
投稿者 株式会社デジタル・ハート 投稿日時 2002/07/23
■建前的感想■
北の文化、生活に直接触れられるような企画。他のツアー客も聞き入ってしまう北朝鮮亡命者のリアルな解説を聞きながらの展示品見学はひと味違う。
展望台から故郷を眺める彼らを見ていると、「南北統一」この言葉が身近なものになり、なんとか早期に実現させてあげたいと言った気持ちになった。

■さらに一歩踏み込んだ感想■
本音は板門店だが、これはこれで楽しめた。4人とも、あまり歴史には詳しくなく、ガイドブックの簡単な歴史を酪Kしてきただけだったので、お話は大変お勉強になった。日頃国際事情に目を向けることの少ない典型的な日本人の我々は、これではいけないと反省した次第。南北統一の早期実現を本気で願うようになった。そういう日本人が4人増えただけでも本ツアーの企画成功というところではないか。
催行第1号だけに、おいしいところが多かった。ガイドさんも、北の人のお話も新鮮だし、社長まで登場し、海鮮ちじみ料理をおごってもらった。
北朝鮮おたくの人にはたまらない企画。一方、よく知らない人でも、興味がもてる人には良い企画。北で起きている貧困は、報道通りであると認識できた。決して、マスコミの操作によるものでは無さそうである。平均身長が低いと言った春さんのコメントがとてもつらい。春さんはとても細い。でも社長と一緒に現れた北の女性はとてもきれいだった。ツアーの最後に、感傷的になったという彼女の姿を見て、何とかしてあげたいと思ったのは私だけか。関係ないが、どうやら、結婚するなら、北朝鮮>韓国>日本>欧米の女性、の順番との結論に至る。

■心に残るコメント(ガイドさん<脱出者>、春さん)■
1.すでに北と南の文化が大きく異なりつつある。例えば阜サ方法など。早く統一しなければどんどん統一が難しくなる。
2.国が違っても、思想が違っても、子供達の立ち振る舞いはどこも同じ。・・閉鎖的社会にいた春さんが断言するところが興味深かったが、社会主義教育だけでなく、人間に対する考え方もしっかりしている点がすばらしい。(日本で、小学生の授業中の姿勢が悪くて困っているが、北では、授業中の子供の様子はどんな感じか?の質問に対しての言葉)。
3.離散家族の悲惨さ。新婚1年で離散し、50年以上も会えることなく、先日3日間だけ再会できた奥さんのコメント。「どうして3日後にはまた別れなくてはいけないのか、だれか合理的な説明をしてほしい」。
4.離散時の状態。イデオロギーの違いで各自選択して別れたとよく書かれているが、選択できた人はほんのわずか、殆どの人が、ある日突然、ボーダーが引かれ分断されただけ。その日、たまたま、出張していたとか、旅行していただけで、それ以来家族に会えない人がいる。
5.板門店ツアーはなかなかいけない。5回目でようやく行けた人もいるぐらい。良い慰めだ。
6.南に来て思うことは、自由を謳歌するにも努力が必要。

■気づいた点■
1.いきなり行きのバスから北朝鮮の方に会うことになり、そもそも朝鮮事情に詳しくない我々は、質問と言われても、すぐには出ない。     
2.思慮分別のあるツアー客としては、どうしても質問を選んでしまう。どこまで、聞いて良いのか、悩んでしまう。逆に、酔っぱらいの典型的日本人のおじさんなんかが参加した時には、北朝鮮の方がとてもいやな思いをするのでは、と心配になる。
3.北朝鮮の方も初めてだし、ガイドさん自身も通訳しながら、なるほどなるほど、とうなずいているところが、とても新鮮で今回は良かったが、果たしてその新鮮さがどこまで維持できるだろうか。そのうち、北の方に聞かなくてもガイドさんでも答えられるようになり、興ざめになったりして。
4.ガイドさんの人柄、亡命者の知識によるところが大きいツアーと感じる。決められた工程、…バスでの難しい歴史の話・展示品の見学…、これらを事務的にこなすだけのガイドさんだったら、かなりつまらないツアーとなりそう。また、今回の春(ちゃん?)さんのように優秀な軍人さんだと得られる情報は多いが、農家の方などだったらどうなるのだろう?
5.DMZの観光用冊子をもらったが、あまり読まなかった。不要かもしれない。持ち帰るのもちょっと重い。
6.東和免税店に行っても、板門店トラベルセンターを発見できず。ちょっと外に行ったら、たまたまガイドさんが声を掛けてくれた。外の駐車場が集合場所だった様子。

■良かった点■
1.亡命者が目の前にいるなんて、非日常性の極み、これは貴重。
2.板門店に行けなかった我々のような客にとっては、それの代わりとしては、とても良い。ボーダーの緊張感は助ェに伝わった。
3.行きのバスでの鄭さんの解説、展望台内での春(ちゃん)さんの解説、そして、ビデオ説明までを見終わる頃には、南北分断の歴史と現在の問題点を理解することが出来る。もうすっかり事情通。パンフレットに書いてある「韓国観光の真の意味を発見するには、世界で唯一残された冷戦の遺産・南北分断の現場にあるオドゥ山統一展望台を訪れることが一番です。」は、分かる気がする。
4.ガイド2二人に、北朝鮮の女性も加わり、3名の女性と回れるなんて。
5.冷麺はおいしかった。満足。
6.鄭さんが最初に言った「家族的な雰囲気のツアーにしましょう」というコンセプトは、ツアーがすすむに連れ分かってきた気がした。ツアーと言うより知り合いに案内してもらっている雰囲気で良かったが、つまり、案内をぼーっと聞いていればよいツアーとは異なり、参加型ツアーであることが案内に記載されていると良い。卵zしてなかった展開ではあった。
7.二人のガイドさんの日本語迫ヘが高かった。また、展示品を眺めているときに他のガイドさんと比べると、とても丁寧に説明していることがよく分かった。

‐以上‐


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